金沢の大衆寿司屋で味わう幸せな時間

昨晩、久しぶりに夜の金沢に行ってきた。

北陸新幹線の影響も少し落ち着きはじめ、特に夜の繁華街である片町には新幹線開通前の静けさというか穏やかさが感じられるようになった。30代、足しげく通った金沢の街、酒を呑み、気の知れた友人と話をする。ただそれだけで毎日が刺激にあふれていた。金沢という街は大都会でもなくギラギラの観光地でもなく、田舎でもない。なんとも居心地のいい街というのが石川県民の私が受ける印象です。

さて久しぶりの夜の金沢、友人にとあるお寿司屋さんに連れて行ってもらった。繁華街から少し外れた場所にある、そのお店、暖簾をくぐると7席程度のこじんまりとした店内、そして愛想の良いご主人のお顔。カウンター座ったとたんにこのお店のファンになりましたよ。飾りっ気のない店内、歴史を感じる佇まい、まさに大衆寿司屋なお店です。この日、お薦めの魚を刺身でというオーダーにご主人が出してくれたのは、生サバの刺身、鮮度命のサバの刺身を肴に焼酎をやり、握りを数貫頂く、塩水ウニの握り、名前は忘れたが白身の握り、どれもド正直な旨さの寿司たち。

そんな寿司をつまみ、友人、ご主人との会話で楽しい時間を過ごすことができた久しぶりの金沢。観光客の方々がまだまだ訪れることのない地元民のサンクチュアリがまだ残っていることを知れたことも嬉しい夜になりました。