トヨタのデザイン改革

万人受けするトヨタがデザイン改革するというニュース、攻めの姿勢にワクワクした。
【記事より】

新車のデザインは、一般社員による評価を3回繰り返した後、最終候補を役員が参加する審査会にかける。各部署から選ばれた約100人の社員が、原寸大のクレイ(工業用粘土)模型をみながら得点をつけ、高得点を獲得したものが次の段階に進む。問題はその過程で社員の意見を反映した修正が加えられること。グリルが大きいと言われれば小さくし、ランプが小さいと言われれば大きくする。様々な意見を聞き入れ、修正を重ねれば重ねるほど、デザインは平準形に近付き、クルマの個性となりうる「芽」を摘みとる格好になる。

そして最後に記された一文が興味深い
「デザインに関しては、カイゼンによって『良くなる』とは限らない」
日本のモノヅクリ、特に工場生産での工程において世界に認められていた「カイゼン」という工程は
デザインの世界では「個性」を削ぐものだという認識をトヨタが持ったことになる。
「安定」とい絶対的な価値に「個性」が付加された時、そこに新しい日本ブランドが誕生するのかもですね。
新型クラウン、肉食系的な姿がセクシーだよ。
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