北陸新幹線 開業間近な今日この頃

来月3月14日、いよいよ北陸新幹線が開業する。
観光業の方々の動きがさらに慌しくなってくる今日この頃、新幹線開業で金沢、そして石川県がどうなるのか?
なんとなくだが第三者的にワクワクしています。「第三者的」多分、石川県民の半数以上はこの感覚じゃないかな~
金沢⇔東京のアクセスが格段にスピードアップし便利になるのは間違いないと思います。

ただし私のような南加賀に住まうものとして新幹線開業で東京への足が飛行機から電車になるかといえば
一概にそうとも言えない。
もしも小松空港の駐車場代が無料になるのであれば南加賀の人間にとっては明らかに飛行機の選択肢となる。
地方において往復の便利さよりも帰県した時の交通事情を考えると車に直接乗れる方が便利なのである。
問題は電車を降りた後になる。

とはいえ個人的な意見になるが、新幹線の開業でもっとも便利だと思うのは軽井沢へのアクセスの改善です。
これまでは高速道路でかなり遠回りしてのアクセス、しかも高速を降りた後の渋滞を考えるとおいそれと
軽井沢に行くことができなかったが新幹線だと1時間半程度で行ける、となると北陸から軽井沢が日帰り圏内
となりショッピングにしろゴルフにしろウィンタースポーツにしろあの魅力的な場所が近くなるのはとても
喜ばしいこと。祖父祖母、父母、子供、孫、ペット、全ての世代が楽しめる稀有な場所である。
そして関東の友人たちや親戚との待ち合わせとしても好立地。
これまで以上に利用する価値を感じずにはいられない。

そもそも”新幹線”は北陸の人間にとって憧れの乗り物であります。
都会の方々が新幹線で出張に行く姿をSNSなどで見る度に羨ましく思うのですから。
40年の人生の中で新幹線に乗ったのは数回、多分、修学旅行の時と静岡に行くときくらいだと記憶してます。
だから今でも東京や大阪で新幹線の走る姿を見ると興奮します(笑)
観光客が増えるとか、東京への流出があるのでは?とか色々な意見が飛び交っておりますが
石川県民にとって憧れの新幹線が走る姿を石川県で見ることができるようになるのは、素敵なことだと思います。
新幹線開業のあと、栄えるも衰退するも、それは個々の努力次第であり、絶対数が増えることによる利益も弊害も
必ずある事実、駅前が妙に賑やかなになっている今の石川県を見ているとなんだか元気が出るので
少なくともそれが私にとって一番身近に感じる新幹線の恩恵ですわ。