石川県の地元でも評判の良い日本酒「手取川(てどりがわ)」を手がける酒蔵、吉田酒蔵店が創る
「吉田蔵」なる銘柄を見つけたので試しに呑んでみた。手取川という銘はあるものの、この酒の名称的
には吉田蔵なのであろうか???
呑んだ翌日に吉田酒蔵店のホームページでようやくその疑問が解決できた。
吉田酒蔵店のホームページはこうある
手造りによる酒造りを今後も続けていく為は若手酒造技術者の養成が急務です。
そこで敢えて蔵を二つに分け技術の継承を図っています。
若き「吉田行成」杜氏が精魂傾けて醸した純米酒です。
要は若い杜氏さん達が修練の一環として創るセカンドブランド的な銘柄が吉田蔵なのだということです。
さて肝心の味ですが、やはり手取川を手がける酒蔵だけに若い杜氏であろうと安定感のある旨さです。
さらりとした感じではなく、あえて言葉を選ぶのであれば濃厚という表現になるでしょうか。
本来なら日本酒と魚という組み合わせがセオリーであるとするならば、そのセオリーを無視して肉と合わ
せるのがベターな日本酒です。
ここも表現が難しいのですが肉であってもシンプルな塩味のものではなく甘辛な濃厚な味わいの肉料理
との相性が良いと思います。例えば、すき焼きとか肉じゃがとか豚の生姜焼きなども良いと思います。
焼き鳥であれば鶏皮やレバーのタレ焼なんかも相性が良さそうです。
しいて言えば焼肉との相性が良いマッコリ的な味わい方がこの日本酒の楽しみ方なのかもしれません。
繊細で研ぎ澄まされた酒を極めた味とは対照的に、料理と一緒に楽しむことで料理ごとに色々な味わいを
楽しむ事ができる1本だと思います。
720ml 1050円 1800ml 2100円
原料米 麹米:山田錦50% 掛米:五百万石55%
株式会社吉田酒蔵店