骨挫傷とは?再断裂回避でただいま治療中

このブログでも書き綴ってきましたが左膝の前十字靭帯断裂再建手術から約1年半が経ち、99%断裂前の状態まで戻ることができました。今、思えば長いリハビリも良い思い出とさえも思えます。そんなわけで毎朝のジョギングも定期的なボルダリングにも復帰でき、この冬は久しぶりに地元のローカルなスキー場に雪があるということで子供達にスキーを教えようと何度かスキー場に行くこともできました。

悪夢の再来

靭帯の再建手術をしている以上、膝に細心の注意をはらい無理をせず滑りながら教えていたつもりですが盲点と油断が悪夢の再来となります。脚を揃えて滑る分には膝の負担はほとんどないのですが子供に教える時には必ずボーゲン、膝を内側に入れスキーの板を「ハ」の字の形にして減速・停止動作を行う必要があります。それが盲点でした。そもそもボーゲンで滑る以上、スピードが出ずスキー滑走においては一番安全だと過信していました。角度がない平坦に限りなく近い斜面で子供の滑りを後ろからフォローする形で滑っている時に、それは起こりました。

前方を滑る子供のスキー板に私のスキー板が重なることで脚がとられ結果、女の子座りのような状態で尻もち転倒、再建手術が施されている左膝から軽い「ポキッ」という音が聞こえました。心の中で「やばい」と思ったものの少しの痛みを感じるも靭帯を断裂した時の様子とは何かが違う、自分に大丈夫、大丈夫と言い聞かせ帰路につきました。

骨挫傷(こつざしょう)の症状

自宅に帰り膝に熱を持たせないようアイシングし様子を見ることにしました。当たり前ですが一度、靭帯を断裂しているので当時の症状と比較することができます。断裂した当日は捻挫のような鈍痛が一晩中続き翌朝も完全に脚を引きずって歩く状態で階段や段差では膝が抜けそうな症状でしたが、今回は膝の下の部分に負荷をかけると痛む程度です。1、2日経つと日常生活では、ほぼ痛みは無くなりました。ただ違和感はあります。

とりあえずジョギングを試してみました。しばらく走ると膝の前方に痛みが走りあえなく断念、ジョギング時には蹴り脚になる膝が伸びた状態で膝に痛みが出るのを知りました。

正直なところ2週間、安静にしていれば治ると思っていました。というより治って欲しいとう願望のもと病院に行かずにいました。万が一、病院で検査して再断裂という結果が出たとしたら・・・あのリハビリをもう一度と思うだけで心が折れそうになったからです。少なくとも2021年の終わりを宣告されるに等しい結果となるのが怖くて検査できませんでした。

レントゲン検査とMRI検査

3週間近くたっても違和感が続き膝を気にしながら生活することが精神的に辛いということもあり病院で検査を受けることにレントゲン検査、そしてMRI検査、前十字靭帯断裂した時と同じ流れというのも不安を煽ります。

検査結果

まずレントゲン検査の結果ですが特に何も判断できる症状はありませんでした。これは靭帯断裂の時も同じで骨に外傷がなければ何も映りません。そしてMRI検査の結果です。ここで再建した靭帯が再断裂していたら再手術の可能性もあります。

担当医曰く「切れてませんね」でした。

まあ嬉しかったです。MRIの画像でも再建した靭帯はしっかり固定されていました。さて再断裂していないなら、この痛みは何なんだ?ということになりますが「骨挫傷(こつざしょう)でしょう」とのことでした。MRIの画像の中でも膝の骨に白い影がある部分があり、そこの部分が骨の中で内出血している状態とことでした。骨の外傷が骨折であるのに対し骨の内側の傷を骨挫傷と言うらしいです。

骨挫傷の治療方法

骨挫傷の場合、自然に治るのを待つだけということです。なので基本的には2週間程度、安静にしていれば自然と治るそうですが2ヶ月程度は運動を控えた方が良いとのことです。受診した際に既に受傷時から1ヶ月経過していたのであと1ヶ月、運動は控える形になります。レントゲンでは映らない症状のため昔は見つからなかった症状らしいです。

とにかく前十字靭帯の再断裂を回避できたことが2021年の最大の幸運になりそうです。切れてなくてほんとよかった。