ランニングとマスク

自粛とか自粛とか自粛でなんだか色々な制限がある中での生活も2ヶ月近くになろうとしてます。自粛疲れというより、この生活スタイルを受け入れ始めてる気がしてきました。

さて冒頭のタイトル通り、今回はランニング・ジョギング時のマスク着用について書いてみたいと思います。最近ではあまりニュースのネタにあがってきませんが数週間前は都会の公園でのマラソン時に息遣いの荒いランナーを問題視する話題がありました。まあ解らないこともないです。

ここまで大変な騒ぎになる以前から見知らぬ人の後ろを走ることが苦手だった私にとってみたら激混みの周回コースを走るなんて考えられない状況ですから・・・そんな理由で人気の周回コースを走る時には誰よりも早い時間帯、日の出前を狙って走りに行ってました。ただこの状況になってからはジョギング中に人に会うのも気を使うので、ほぼ誰もいない河川敷を中心にコースを構成し早朝に走るようにしています。

基本、誰とも会わないコース設定なのですが、いつも同じ時間帯にジョギングされている顔見知りの皆さんも同じ考えのようで、いかに快適にジョギングできる環境を作れるかを考えると、おのずと同じ時間帯、コース設定になるようで、どんなに時間帯を早めてもどこかですれ違います。

そんな顔見知りのジョガーさんが3月頃からマスクを着用して走り始めました。ほとんど人に会う事がないのにマスクを着用されている姿を見て私もマナーとして着用しようと、まず普通のマスクを着け走ってみました。その頃は、マスクが不足してた時期なので貴重なマスクを無駄にしまいとマスクと口の間にティッシュを挟みマスクの汚れを防ぐ工夫をし走ってみました。

まあ確かにマスクをすると息苦しさは感じるものの低酸素トレーニングだと思えばなんとか走れるレベルでした。快調に走ること約3km・・・

突然襲う悪夢

呼吸の湿気で水分を吸収したティッシュが僕に襲いかかってきます。それまで低酸素トレーニングで僕の経験上、標高2000mくらいの酸素濃度で走れていたのに濡れたティッシュが口を塞ぎ、一気にエベレストの最終アタック隊が見る世界に連れていかれました。ここまで一気に息が吸えなくなるとビビります。

口周りを覆うマスクを剥ぎ取り空気を吸った時の安堵感といったら、まさに生死の縁から生還したあれです。言葉にはならないですがあれです。
解ったのは濡れたティッシュで人は死ぬということww

マスクを変えてみた

さて前述のように一般的なマスクを使うと色々な不都合があることに気づき洗って使える布製のマスクを妻に作ってもらうことにしました。裁縫経験があるとは知りませんでしたが作ってくれるということでお願いした結果、発注の翌々日には仕上がって参りました。それが冒頭の画像でございます。どこか和柄が忍者な装いでございます。早速試してみました。まあ前回のティッシュ事件のマスクに比べればかなり快適です。

酸素濃度も富士山山頂レベルで終始安定し6kmを走りきることができました。ただこのマスクも問題が・・・布製で通気性はあるのですが吸う方は大丈夫ですが吐く方の息がマスク内部にこもり鼻水が滝のように流れ出てきます。これはこれで走る時に気になります。

さらに使用後に洗濯したのですが洗濯機から出てきた姿はマスクになる前の手ぬぐいの姿に戻っておりました。これが納得の裁縫未経験妻クオリティーでした。まあ製作してくれた事には心より感謝してます。

さてお手製のジョギング用マスクを作ってくれた妻がある朝の情報番組で京大の山中教授がジョギング中に着用するマスクの代わりになるアイテムを紹介してたと興奮気味にLINEしてきました。

早速、スポーツ用品店に行って買ってみたということでした。一般的にはジョギング用バフと呼ばれる薄手の布製の伸縮性のあるスカーフのようなもので運動中の日焼けなどから顔を守るもののようです。

最初は顔の半分を覆うものなので、そこまで大袈裟なものは必要ないかなとも思いましたが、いざ着用して走るとなんと快適なことでしょう♪

まあ見た目は完全に怪しくなりますが通気性の良さ、軽さ、息がこもらないこと洗いやすさ、どの点においても今の段階でジョギング中に鼻・口を覆うアイテムとしては最強と言えると思います。

多少の息苦しさはあるものの富士山頂よりもやや下まで降りてきて標1000mくらいの酸素濃度で終始走れると思います。使用し始めてから約1ヶ月になりますが今では着けてないと落ち着かないくらい必須アイテムとなっております。

もちろんこれで全てを防げるわけではありませんがすれ違う顔見知りのランナーの皆様にも不快な思いもさせず「おはよう」と小さい声での挨拶が交わせることが嬉しいじゃないですか。まあ着用したからといって人がたくさんいるところで走ろうとは思わないのであくまでも自分の自身の心を満たすためのアイテム程度だと思った方がいいと思います。

早く空気を存分に吸い込み、はあはは、ぜいぜい、呼吸荒く自分を追い込む走りをしたいものです。そのためにも今は静かに無駄な動きをせずがんばりましょ。